漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
初回ご来店予約時
メール内容は
「不妊治療歴:タイミング法療法, 排卵誘発剤, その他
2人目の妊娠を希望してからもうすぐ約3年になります。
3ヶ月ほど自己タイミングをとりましたが、生理周期が
長く、不正出血があった為、1人目を出産した産婦人科に
通院することにしました。
その産婦人科では、クロミッドとHCG注射を使用しタイ
ミング指導で5ヶ月程通いました。
その産婦人科で通水検査を受けましたが詰まりは
なかったです。
H29.5月 病院をかえて、今通っている婦人科に
行き始めました。
最初に一通り検査があり、排卵させるホルモンと妊娠を維
持させる黄体ホルモンが少ないとのことでした。
甲状腺などは異常がないとの事でした。
婦人科には通っていますが、体質改善できることがあれば
頑張りたいと思っています。」
御来店頂きお話を伺うと
病院からは多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
黄体機能不全との診断を受けている。
ホルモン剤を使わないと排卵が遅れる。
基礎体温はギザギザで
クロミットやHCG注射デュファストンなどで
かろうじて2層にはなっているが
高温期が低く短く安定していない。
オリモノがいつも多い。
生理痛があるため毎回鎮痛剤服用。
イライラや気分の落ち込みもある。
<<お勧めした漢方薬①>>
活血剤、化痰剤、疏肝理気剤
シベリア霊芝
<<経過1>>
一ヶ月服用で、周期に関係なく
いつも多く出ていたオリモノが
少し減ってきた。
病院では遺残卵胞があるといわれ
プラノバールが処方されたが
具合が悪くなり服用継続が困難になってしまいました。
<<漢方薬②>>
同じものを継続して服用していただきました。
<<経過2>>
病院の薬なしで月経周期16日目で
自然排卵した。
体調も良好。
基礎体温もギザギザがあまりなくなってきた。
<<漢方③>>
体調も良く基礎体温も綺麗になり
自然排卵していたので漢方①と同じ処方をお勧めしました。
<<経過3>>
漢方薬服用から5ヶ月で自然妊娠
安胎のはたらきの漢方薬に切り替えて
妊娠継続中。
<<考察>>
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は
中医学的では
お血と痰湿が原因と考えます。
そのため排卵が遅くオリモノがいつも多い方という
傾向にあります。
そのため改善方法は
活血剤、化痰剤などです。
服用から5ヶ月で体質が改善されて、自然妊娠に至ったと思われます。
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